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「光とともに」が完結。亡くなった作者の想いが詰まっていました。

私は昔児童相談所に勤めていました。そこでたくさんの子供たちに会いました。障害を持った子供たちやそのお母さん方とも会いました。

仕事を離れて、親になって、幼稚園のPTA会長をしていたときに、NHKの教育TVで偶然「光とともに」という漫画を描いている戸部けいこさんの話を聞きました。

戸部さんのお子さんの保育園の卒園式の話でした。

お子さんのクラスに自閉症のお子さんがいて、卒園式で子どもたちがみんな将来の夢を発表していくときに、その子の順番になるとその子のお母さんがその子のかわりに「大きくなったら元気に働く大人になります」と言ったそうです。

自閉症の子どもを抱えて、子どもの将来について不安ばかりのお母さんが、その時言えた精一杯の言葉だったそうです。

ふつうの子供を持っているお母さんたちには、なんでもない「将来の夢を言いましょう」ということが、そのお母さんにはとても辛かったのです。それでも前向きなそのお母さんの姿に戸部さんは感動したんだそうです。

そして、そのエピソードを漫画として書くことを許可していただき、自閉症について正しい知識をみなさんに知っていただけるように、一生懸命取材して、勉強して、この「光とともに」という漫画を描き始めたそうです。

私はさっそく次の日、本屋さんに行って「光とともに」を買って読みました。そして読みながら泣きました。自閉症について学ぶには最高の本かもしれないと思いました。

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その「光とともに」の完結編が先月発売になりました。

光とともに 15―自閉症児を抱えて/戸部 けいこ

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やっと手に入れて読んでみると、途中から、絵のないネームだけの原稿になっています。

病床にて,先生の書かれたネームと書いてありました。

そこで初めて戸部けいこさんが亡くなったことを知りました。

絵のない鉛筆で書かれたネームだけのページに、戸部さんが、中途半端な形でこの作品を終わらせたくない。何とか話をまとめて完成させたいという思いが痛いほど伝わってきました。

「光とともに」は終わってしまいました。新しい中学に転校したばかりの光くんがこれからどうなっていくのか、漫画で続きを読むことはできません。

でも、最後のネームの中で光君のお父さんとお母さんが将来の夢を語るところがあります。

家を改造して、自閉症の子たちが安心して生活できるグループホームを作りたい。そのために、資金を得られるようにその子たちの働ける作業所を作ろう。

今まで企画営業の仕事をしてきたお父さんが、きっといい企画を思いついてみせる!といいます。

自分たちで動いて作っていかなければ、未来は開けない。できることから動き出さなければ!というメッセージがこめられているように思えました。

自閉症についてわからないから、普通と違う行動をする自閉症の子達を冷たい目で見てしまったり、時には恐れを感じたり。わからないから、受け入れられない。

戸部さんは自閉症とはどういうものなのか、ひとりでも多くの人たちが理解できるようにという思いを込めてこの作品を書いてきたと言っていました。

戸部さんのその思いが、これからもこの作品を読む人たちに伝わっていくことを確信しています。

一度お子さんと一緒に読んでみてください。漫画だって、結構いい勉強になるものですよ。





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1 ■私も読みました

私の次女がなかなか診断がつかなかったころ「光とともに」」読みました。

結局、アスベルガーと診断されてそれから学校への説明などかなり苦労しました。

読んでいた「光とともに」はいつも児童相談に通っていた施設に寄付しました。

あれから多くの方に読んでもらえた事と思います。

2 ■Re:私も読みました

>ヨモギ蒸しとリフレであなたの美人力UP花音~かのん~さん
コメントありがとうございます!
漫画という、読みやすい形で、中身はとっても大事なこといっぱい詰まっていますよね。
是非たくさんの方に読んでいただきたいです!

3 ■無題

ステキな 本を 紹介してくださって ありがとうございます 身内甥に自閉症の子がいます でも 知っている と 理解するは 違いますよね 私も 漫画好きなので 本屋さんに行ったら探してみます  私自身の周りで よく感じることですが 何らかの障害を持つお子さんの お母さんは ステキで 魅力的で 芯の強い方ばかりだと つくつ”く思います 純真な彼らと 接していると 素の自分 本来の自分 何か大切なことを 思い出させてくれる様な気がします

4 ■Re:無題

>おさかなさん
私の知っている自閉症などのお子さんを盛ったお母さんは、本当にすごい犠牲を払ってお子さんを育てている方ばかりでした。
子どものために本気で戦っている方が多かった。
みんな本当に芯の強い方が多いです。
強くなければやっていけないのかなと思えました。

5 ■無題

娘が小4の時、
「初めて、本で泣いた」と
教えてくれた本です。

「自分のお小遣いで続きを買いたい」と
言い、購入しました。

丁度、クラスに自閉症のお子さんがいらしたので、
さらに身近に感じたのかもしれません。

著者の方がなくなられた事、
存じませんでした。

早速、本、見てみます。
ありがとうございました。

6 ■無題

この絵本は、涙無しには読めないですよね。

という私は 図書館で読みましたが、
壁に向かって立ち、皆さんに涙が見えないようにするのが大変でした。

恥ずかしいと思いつつ、先が読みたくて
本を置く事も出来ず、泣きながら図書館で
読み続けました。

とはいえ、途中で終わっていたのですが、
作者の方が亡くなられたのですね!
知りませんでした・・・
この本で、多くの方が涙を流し、
勇気付けられたことでしょうね。
ご冥福をお祈りしたいと思います。

また続きを読みたいと思います。

7 ■Re:無題

>「幸せを繋げちゃいます!」の もっちさん
本当にいい本ですよね。

私も戸部さんがなくなったと知らなかったのでとてもショックでした。

8 ■Re:無題

>ruraさん
光くんはお話の中でもう中学生になっています。
保育園のときの光君の仲間たちと離れて違う中学に入ったんですよ。
今度はおばあちゃんと同居することになり、また新しい苦労が始まったところでした。

戸部先生はきっと光くんが元気に働く大人になるまで書きたかったんだろうな~

それでも、何とか光くんの明るい未来を示唆する終わり方にしたんだと思います。

9 ■残念です。

戸部けいこさんが亡くなったこと、先日、新聞記事で知りました。とても残念です。大人になった
光くんを読んでみたかったです。

10 ■Re:残念です。

>子供の食と健康を考える栄養士ハナさん
コメントありがとうございます。
そうですか。新聞でも載っていたんですね。
私は新聞とっていないので、新刊読んではじめて知ってショックでした。
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